福島県のとある病院で、とても画期的な試みが行われています。
それは、「ユニフォームを使って残業を減らす」というもの。
いったいどうのようにユニフォームを活用しているのでしょうか。
色でわかる日勤と夜勤
残業代を減らすための取り組みとは、日勤と夜勤のユニフォームを変えるというものです。
以前までは日勤も夜勤も関係なく、全員が同じ白のユニフォームを着用していたそうです。
しかし日勤を白、夜勤を紺色という風にユニフォームの色を変えたことで、なんと年間900時間も残業を削減できたというのです!
すごくシンプルですが、一目でわかる良い方法ですよね。
それまでの医療現場の状態
ユニフォームを変更するまでは、日勤も夜勤も同じ色のユニフォームを着用していました。
その当時は、残業時間もかなり多かったとのこと。
例えば夜勤の看護師さんが退勤する時間は日勤の医師や看護師が出勤する時間と重なります。
そうなると、医師は手術の準備などにおわれるため、目の前にいる看護師にいろいろと頼みごとをしてしまいます。
お医者さんも看護師さんも、忙しい現場なので、目の前の相手が何時に退勤かまで把握が行き届かなかったんですね…
結果、夜勤をやっと終えた看護師さんが帰ることができなくなってしまったそうです。
ユニフォームを変えることで退勤しやすくなった
以前の状態でしたら、退勤時間になっても用事を頼まれるというようなことが起こっていました。
しかし、ユニフォームを変えることで、
「もう退勤時間だね。ほかの人に頼むようにするね」
という風に、働く人全員の意識が変わったそうです。
レンタルなのでコストは0円!
ユニフォームを全員分変えるとなると、それなりにお金もかかるんじゃない?
と心配になる方もいるんじゃないでしょうか?
実はこの病院はユニフォームをレンタルしていて、ちょうど更新のタイミングでこの試みを始めました。
なので新しいユニフォームにかかったレンタル料は0円!
今までのレンタル料と変わらない時間で、残業の削減に成功したのです。
今回はユニフォームを活用して残業を削減した、福井県にある病院の取り組みをご紹介しました!
残業を何とかしたいとお考えの事業主がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてみてくださいね。