昨年、道頓堀で日本ウナギが捕獲できたというニュースがありました!
道頓堀といえば、少し前まで水質は最悪、ヘドロだらけで水の中は真っ黒、魚なんか住めたものではない、というイメージだったのですが…
水質が改善されているという話は耳にしたことがあったのですが、本当にきれいになったんだなぁ~と実感しました。
ちなみに、今から約20年前の2002年サッカーのワールドカップがあった際に日本の勝利を喜んでたくさんの人が道頓堀に飛び込んだことがあったのですが、
その時に飛び込んだ人は、水の汚さから目の病気になったりお腹を壊して入院したりしていたそうです。
しかしそこから20年。
日本ウナギが生息し、水質的には「鮎も住める」という道頓堀。
どのような努力でここまできれいな川になったのでしょうか?
■真珠を使っての水質改善
道頓堀では真珠を生み出す「イケチョウガイ」を使ったちょっとユニークな水質改善が行われました。
イケチョウガイは1日になんとドラム缶1本分の水をきれいにする力があるそうです。
2003年に入植し、丸4年かけてきれいな真珠が収穫できたようです!
水もキレイになって真珠も手に入るなんて、嬉しいこころみですね。
■水門を調整しての水の入れ替え
とはいえ、真珠だけではなかなか川全体はきれいにならなかったようで…
本格的に川をきれいにしたのは水門を調整しての「水の入れ替え」が原因だったようです。
道頓堀はもともと水質がきれいな「淀川」と、水質が少し劣る「寝屋川」が合流した先にある川です。
何とかこの「淀川」だけの水を取り込めないかと、何十年も調査した結果、潮の満ち引きのタイミングで水門を調整することで、
淀川だけの水を道頓理に取り込むことに成功したそうです。
道頓堀がきれいになるために色んな取り組みが行われているんですね。
いつか道頓堀の両端から糸を垂らして釣りができる日も来るかもしれませんね。楽しみです!